横断歩道付近の取り締まりが厳しくなっている

横断歩道の一時停止についてより注意すべき理由

バイクであっても自動車であっても、横断歩道付近の走行については最大限の注意を払うべきです。
関連するいくつかのルールがありますが、特に信号のない横断歩道や自転車横断帯があって、その手前で歩行者や自転車がいる場合、必ず一時停止をしなければならないというものがあります。
歩行者が横断歩道を渡れるように譲り、その後バイクが走行できるとしています。

このルールについて、警察はより取締りを強化していて全国的に摘発事例が増えています。
というのも、現実問題として、横断歩道を渡ろうと待っている歩行者がいるのにも関わらずバイクや自動車が一時停止をしないケースが多く、2020年の調査では8割程度の運転者が停まっていないという結果になっています。
それでもこの傾向は改善されていて、2016年の調査においてはわずか7.6パーセントのバイクや自動車のみが一時停止をしていたという結果になっています。

やはり、それなりのスピードで走っていると横断歩道に気付くのが遅かったり、脇に歩行者がいるのが見えづらかったりすることがあるのも事実です。
しかしたとえ気付くのに遅れたとしても、一時停止をしなかったら摘発の対象となり、言い訳はできません。
なによりも歩行者を守るために、横断歩道付近では注意を働かせるべきなのです。

というのも、歩行者の交通事故において横断歩道上の割合はかなり高いからです。
交通事故で亡くなるケースについては、横断歩道上がなんと7割程度となっています。
突然歩行者が出てくる可能性もありますので、より注意をしましょう。

覚えておくべき横断歩道付近の走り方

一時停止以外にも、横断歩道付近での走り方として気を付けるべきものがあります。
まずなによりも、横断歩道付近では危険が多いということを意識して、付近に来たら速度を落とします。
また、横断歩道から30メートル手前までは追い抜きや追い越しが禁止となっています。
横断歩道の前後5メートルの範囲では、バイクも自動車も駐停車が禁止されています。

他にも、対向車線が渋滞していて車列ができている時に横断歩道を見たら速度をできるだけ下げるようにしましょう。
歩行者は車が停まっていると見て、こちら側の車線のことをあまり考えずに横断歩道を勢いよく渡ってくることがあるからです。
運転者としても、対向車線にある車などが障害になって歩行者が見えないことが多いので、重大事故につながりやすいです。

雨天時などはこの傾向が強くなりますので、天候が悪い時には普段以上に横断歩道付近の走行に注意を払うべきです。
横断歩道の手前30メートルと50メートルのところにダイヤマークが道路に標示されていますので、それを見たら減速という意識を付けましょう。

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