マフラーの消音対策にバッフルを装着するメリット・デメリット

マフラーの消音対策

マフラーのカスタムを行うと音が大きくなりすぎた、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。マフラーの車検基準値は細かく規定されており、あまりに音が大きすぎると車検に通らないというケースもあります。

マフラーのバッフルとは?

バッフルはサイレンサーの最終部分やテールのパイプ部分に取り付けるパーツです。排ガスの通り道を狭くすることでマフラーの音量を抑えてくれます。

サイレンサーのエンドに取り付けるエンドバッフルや、中に入れるバッフルボード(インナーバッフル)などの種類があります。バッフルは、マフラーの口径に合わせて購入しましょう。

ストレートタイプでバッフルを使う前に試したいこと

ストレートタイプのマフラーにはもともとグラスウールが入っています。そのため、劣化によって音が大きくなってきたと感じたら、マフラーの中にあるパンチングとグラスウールの交換を試してみるのも一つの手段です。

マフラーの分解は難易度こそ高いですが、グラスウールはサイレンサーにも入っている消音材であり、グラスウールを交換するだけで音が小さくなるケースも珍しくありません。

サイレンサーとの違いは?

バッフルは穴を小さくすることで音量を下げるパーツです。一方、サイレンサーは消音機能が付いたパーツです。つまり排気効率を落とさず音量を下げようとするのがサイレンサー、マフラーに栓をすることで音量を下げるのがバッフルです。バッフルは、サイレンサーよりも構造が簡単であるため、サイレンサーよりも安価で手に入ります。

ただ、サイレンサーを装着しても、車検で不合格となる場合があります。サイレンサーを装着すると音を小さくできますが、つけていればよいというものではありません。サイレンサーは溶接したりリベットで留めたりしなければならず、簡単には取り外せない状態にする必要があります。劣化によってマフラーの音が大きくなってきた場合や、中古バイクに付属していたマフラーの音が大きい場合に試してみるとよいでしょう。

もしサイレンサーを使っても音が小さくならない場合は、グラスウールを追加するよりもバッフルを装着するほうが有効です。

バッフルのメリット・デメリット

マフラーの出口を小さくするだけで音量は抑えられるので、出口の穴を一部ふさぐためのパーツがバッフルです。サイレンサーよりも安価に手に入るメリットがあります。

バッフルを使用するとエンジンが高回転で回りにくくなるというデメリットがあります。また、閉じすぎると排気効率が下がります。最高出力が落ちる代わりに中低速トルクが上がるので、街乗りがしやすくなるのはメリットと言えるでしょう。

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